MENOUによるAI外観検査の導入事例
株式会社三和

兵庫県神戸市に拠点を置く吸湿材メーカーの株式会社三和。昨今の物流における吸湿材への活発な需要に増産で対応する中、担当役員自らMENOUを使ったAI外観検査システムを圧倒的なスピードで開発・導入した同社にお話しを伺いました。

導入のきっかけ

はじめに、御社の事業内容について教えてください

当社は1939年に船舶用物流資材メーカーとして創業しました。1998年に現在の主力製品となる吸湿材「EX-DRY」シリーズの販売を開始しました。EX-DRYは、シリカゲルの7倍もの吸湿力があり、段ボールなどの梱包、コンテナ、倉庫、装置など様々な場所で使われています。 

AI外観検査導入のきっかけについて教えてください。 

業務用の吸湿材は一般の方の目にはあまり触れないため驚かれるかもしれませんが、自社の品質基準にのっとり、全数の検査を行っています。封入された乾燥剤の漏れや吸湿性能の低下につながる不良がないかどうか、検査員による目視検査を行っています。 

しかし、目視検査は当然ながら検査員の負担が大きいため労働環境改善の一環で改善する必要があり、また生産スピード向上のためにも、自動化に取り組む必要がありました。 

以前、検査機の導入を検討したことはあったのですが、そのメーカーの画像処理では検査ができないという結果になり導入には至りませんでした。AIだったらできるかもしれないとういことで検討を再開したのが2021年のことです。 

AIを選ぶポイント

MENOUを採用いただいた理由を教えてください。 

株式会社三和 取締役執行役員 岡村智大様 

1つ目は、まずMENOUの無償AI画像診断サービスをお願いしたらMENOUなら検査ができるとわかったことです。2つ目は、ツールが使いやすいことです。3つ目は、自分たちでAIを作れるのであとで柔軟に改良したり多品種の検査に広げられたりする点です。 

他のベンダーとも比較したのですが、AIの改良はユーザー側ではできないということだったので、特に2つ目と3つ目は導入の決め手となりました。私自身AIに関心が元々あったので、自分で開発したり現場ですぐ試したりしたいと思っていました。 

AI画像検査の導入プロセス

導入はどのようなステップで進められましたか? 

MENOUに決定した後はMENOUの導入サービスを利用させてもらいました。自社のプロジェクトメンバーは基本的に私ひとりです。 

トータルの期間は約5か月で、最初の2か月はワークをきちんと撮影できるカメラ・照明選定のため不良品サンプルを送ったり、MENOUの方に現場へ見に来ていただいたりしました。 

撮影架台の完成後、カメラ・照明とAIの学習・実行を行うPCをラインに設置しに来ていただき、設置したその日にMENOUの方がライン上で撮影をしながら八割がた動作するAIを作って帰られました。 

その後は、リモート会議でMENOU-TEの画面を共有しながらツールの使い方を教わったり、新しい検査項目に対応したAIの開発を一緒に行ったりしました。 

ツールの使い方を教わったので、リモート会議以外の時間にも自分でAIの精度を上げるため追加の不良サンプル画像を撮影して追加学習を行ったり、実際にラインに流して検出できるか試したりといったことを行いました。 

不明点が出てきたときはメールで聞いたり、リモート会議で動作を見てもらったりして解決をしていきました。 

最後の1か月は選別機との連携で、そのときはまたMENOUの方に来てもらいました。連携の基本的な確認もその日で終わったので、我々で引き継いで本番に向けてテストを行いました。 

それほどの短期間で導入できたのはなぜでしょうか? 

 会社規模が大きくなく、私が代表の下で直接手を動かして進められたのはプラスに働いたと思います。他業務との兼ね合いでなかなか着手できなかったのですが、唯一のプロジェクトメンバーである私自身の時間をしっかり確保して進めました。 

MENOUにAI開発のソフトウェア部分だけでなく、カメラ・照明の選定や搬送についてのアドバイスや連携までやっていただけたことも短期間で本番運用まで行けた要因だと思います。 

AI画像検査の導入効果

本番移行後の状況について教えてください。 

現在は1ラインでAIと目視検査を並行して運用しており、さらに精度を向上させているところです。いずれはAIだけで検査する体制を目指しています。 

AI外観検査導入後、社内に変化はありましたか? 

 私が代表に直接掛け合って自らAI導入を進めたので、初めは代表もメンバーもお手並み拝見ということで傍観者に留まっていたように感じましたが、MENOUのAIで結果が出るにつれ見方も変わってきました。 

最近は「こういうこともAIでできますか?」と質問されるようになりました。まだ難しそうと思っているメンバーもいるようですが、AIが現場で動いているのは当たり前という雰囲気になったと感じます。 

また、私自身もいろいろなコツを覚えてきたので、AI開発を楽しんでいます。 

今後の展望について教えてください。 

 1ラインへの導入を行うことができたので、今後はさらに新しいラインへのAI導入も進めていきたいと考えています。また、AI開発や運用を行うメンバーもこれから育成していく予定です。MENOUには他システムとの連携など引き続き製品機能の強化を期待しています。 

株式会社三和 

所在地 〒652-0851 兵庫県神戸市兵庫区材木町3番1号 

ホームページ https://www.ex-dry.com/ 

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